
ただいま!
ブラウザ版『空中遊戦イヤリーズ』公開しました
プレポタで『空中遊戦イヤリーズ』のブラウザ版を公開しました。
『空中遊戦イヤリーズ』は2014年に公開した横視点の2Dシューティングゲームです。Flashで作られており、かつてはWebで遊べるFlash版と、Adobe AIRを利用したAndroidアプリ版を公開しておりましたが、Flash の提供終了や Android のアップデートなどの影響で現在は遊べない状態になっていました (◞‸◟)
そんなイヤリーズが、公開から11年の時を経てブラウザ版として復活!
Ruffle
今回復活したイヤリーズは移植を行ったわけではなく、なんと当時の Flash のものが(ほぼ)そのまま動いています。
そんな夢のようなことを実現してくれているのが Ruffle という Flash エミュレータです。
Ruffle はオープンソースの Flash Player として開発されており、ブラウザにプラグインなどをいれることなく Flash の swf ファイルを読み込んで再生することができます。やばい技術。
Stage3D
Ruffle 自体は結構昔からあり、Ruffle を使って現代に生き返ったゲーム達もたくさんあります。
が、イヤリーズは内部で Starling という Flash の Stage3D の機能を利用したライブラリを使っており、なかなか動かすのは難しいという背景がありました。僕が Ruffle を知ったころは、まだ Stage3D を動かすことは厳しく、イヤリーズの swf ファイルを読み込んでも未対応のエラーになってしまう状態でした。
定期的に Ruffle のページにアクセスしては、デモページにイヤリーズの swf ファイルを入れて動くか試す……みたいなことをしていました。
そして、ついに動く日が
そして、昨年の春頃に試したところ、ついにイヤリーズのゲームの本編が動くように!
……といっても「起動する」の意味で、一部要素がおかしくなっていたり、めちゃくちゃ重かったりという問題がありました。これは Ruffle が未対応だから……という理由だけではなく、そもそもイヤリーズの作り自体もかなり無茶になっていることが原因になっていました。
そこで、当時僕ができる範囲でイヤリーズ側を修正し、 Ruffle の Windows 版ではかなり良い感じに動くように調整しました。が、まだブラウザ版はかなり重く、フレームレートも10fpsを切るくらいしか出せない状態でした。イヤリーズ、まじで重すぎる……。
そこで諦めてしまっていたのですが、1年経った最近になって試してみたところ、Ruffle側が爆速になっており、同じ swf ファイルで普通にブラウザプレイが可能なくらいまで早くなっていました!すごすぎるだろ…!
こうして、ついにイヤリーズが復活することになったのです。
実はオリジナルと違うイヤリーズ
当時の ActionScript3 のソースコードを元に、一部だけいじっています。
- 無駄な処理を一部置き換え
- 去年 Ruffle で動くようにするためにやった調整
- フレームレートを30fpsから60fpsに
- Ruffleが爆速になったのでフレームレート上げてみた(なんで?)
- 一部の行動や攻撃などのパラメータ調整
- プレポタのクラウドセーブ / ランキングに対応
ActionScript3 内からの ExternalInterface.call が Ruffle でも動くので JavaScript 側と連携したりもしてみました。なお、 ExternalInterface を使う場合は Ruffle で埋め込み時にパラメータで許可する必要があります。このあたりは Ruffle のドキュメントに記載があるので、必要な人は見ておくと良さそうです。
おわり
正直な話、いま『空中遊戦イヤリーズ』を遊ぶとゲームとしては微妙なところがたくさんあります。操作性微妙だし、避けられないし、避けないで敵にゼロ距離で攻撃連打するゲームになってるし……。
ですが、それはそれとして、僕個人にとってイヤリーズは大事なゲームです。その頃の僕としては、初めてちゃんとしっかり複数ステージとかを作ったゲームであり、当時の僕の代表作でした。このゲームの制作経験は、のちの『天翔と剣のウィッチクラフト』 へと繋がっています。つまり、イヤリーズの存在は今の僕の制作に大きく影響を与えており、イヤリーズから貰ったものはたくさんあるんですよね。
そんなイヤリーズが動かなくなってしまったのは、僕としてはとても残念な状態でした。再び動くようになったのはとてもハッピー!
いろいろ古いし、ゲームとしては微妙なところもいっぱいあるけれど、それでも僕にとっては大事なイヤリーズ。今後ともよろしくおねがいします。
おまけ
なお、この記事のタイトルに「かぼちゃ育成日記」という名前がついていますが、これは当時の制作ブログ記事のタイトルにつけていたものです。イヤリーズカテゴリの記事一覧を見ると、当時の記事が見れます。
なつかしいにゃ~